崩壊の道


ティファ
「セフィロスは……どっちに行ったのかしら?」

クラウド
「……うっ」

<クラウド、頭を抱えこむ>

ユフィ
「ち、ちょっと! シッカリしてよ」

クラウド
「ああ……」
「セフイロスは言っていた……【北を目指す】……【雪原の向こう】と……」

 

 

<アイシクルロッジ・民家>

【おばさん】
「あの子ったら、引っ越して すぐにケガしちゃうんだから……」
「スノーボードなんか 買ってあげるんじゃなかったわ」

【あの子】
「…グスン、グスン」

 

【住人】
「北の果てに無事たどり着くためには 地図がなければ不可能に近いんだ」
「北の果てに行くつもりなら 壁にはってある地図をもっていきな」

<クラウド、『大氷河の地図』を取る>

 

<ガストの部屋>

<ここで、ビデオが置かれてある。→いくつか種類があって、「(昔の)星の危機について」を再生する>

<ビデオテープ内容>

【ガスト】
「カメラは、これでよし!」
「では、イファルナさん セトラの話をおねがいします」

【イファルナ】
「およそ2000年前 わたしたちセトラの祖先は この星の悲鳴を聞いたそうです」
「最初に星の大きな傷口を見つけたのは ノルズボルにいたセトラたちでした」

【ガスト】
「イファルナさん……ノルズボルという土地はどこにあるのです?」

【イファルナ】
「ノルズボルとは、このあたりのことです。そしてセトラたちは、星読みを始めました」

【ガスト】
「イファルナさん 星読みとは、どういうことなのですか?」

【イファルナ】
「……うまく表現できませんけど 星と対話することなのです……」
「星は空から降ってきた何かと衝突して傷ついたと語ったそうです」
「何千人ものセトラが力を合わせました。星の傷をいやそうとしたのです……」
「でも、その傷はあまりにも深く星自身が長い年月をかけて治す他はなかったのです」

【ガスト】
「古代種、いやセトラは 星を治す特別な力を持っているのですか?」

【イファルナ】
「いえ、そういう力ではありません。星の上にあるもの全ての生命力がエネルギーになるのです」
「セトラたちは必要とされるエネルギーを絶やさぬために必死で 土地を育てようとしたのですが……」

【ガスト】
「ふむ、北の大空洞に近いこの地に 雪どけの時期がこないのは星の傷にエネルギーが集中しているからなのか」

【イファルナ】
「ええ、傷の回復に費やすエネルギーは急速に土地を枯れさせ…そして星は…」
「星はセトラにノルズボルから離れるようにすすめたそうです…でも」

【ガスト】
「イファルナさん……少し休みましょう」

【イファルナ】
「だいじょうぶです… セトラたちが…長年親しんだ土地から旅立ちの準備をしていたとき……」
「その時、そのものは現れたのです! その姿は、亡き母の…亡き兄のものでした。それぞれに過去の幻影を見せるのです」

【ガスト】
「北の大空洞に現れた、その者とは いったい何者ですか? まるで見当がつかないのですが」

【イファルナ】
「それが星を傷つけた者です…… 空から来た厄災! わたしたちは、そう呼んでいます」
「その者は親しげな顔でセトラたちに近づき…あざむき…そして……ウィルスを…ウィルスを与えたのです」
「ウィルスに侵されたセトラたちは 心を失い……そしてモンスターと化しました」
「その者は、ノルズボルと同じように別のセトラの部族に近づき……… そしてまた…ウィルスを……」

【ガスト】
「顔色があまりよくない……今日はこれで終わりにしましょう」

<ビデオ終了>

 

<今度は、「ウェポンとは?」というビデオを再生する>

<ビデオテープ内容>

【ガスト】
「では、イファルナさん ウェポンという名の者の存在について語っていただけますか?」

【イファルナ】
「はい、博士」
「博士がセトラだと誤解した者……ジェノバと名づけた者こそが……空から来た厄災なのです」
「その空から来た厄災を滅ぼすことを星が意識しはじめました……」
「ジェノバが存在するかぎり 星が自身の力で傷を完全に治すことができないからなのです」

【ガスト】
「では、ウェポンとは 星の意志が生みだした兵器ということですか?」

【イファルナ】
「ええ、でも… 実際にウェポンが使われた歴史がないのです」
「少数の生き残ったセトラたちがジェノバに討ち勝ち、そして封印したのです」
「星はウェポンを生みだしました…… しかし、使う必要がなくなったのです」

【ガスト】
「もう、この星にウェポンは存在していないのですか?」

【イファルナ】
「ウェポンが消えることはありません。…この星のどこかで眠っているのです」
「ジェノバを封印したといっても いつ、よみがえらないともかぎりません……」
「星の傷は完全に治ってはいないのです。星はまだ、ジェノバを警戒しています」

【ガスト】
「ウェポンが眠っている場所はどこなのですか?」

【イファルナ】
「わたしには、わかりません…… 星の声は……もう、あまり聞こえないのです」
「時代は……変わりました。星は……きっと様子を見ているのだと思います」

【ガスト】
「……ありがとう、イファルナさん 今日は、このくらいで……」

<ビデオ終了>

 

<今度は、「プライベート」の「娘の記録・生後10日め」というビデオを再生する>

<ビデオテープ内容>

【イファルナ】
「博士……いえ、あなた 何をしてるの?」

【ガスト】
「あっ、ビデオをとろうと思っているんですよ」
「でも、なんだかビデオの調子が悪くて……」

【イファルナ】
「何をとるの? まだ、話してないことがあったかしら?」

【ガスト】
「いえ、そんなことではないです。カワイイわが子をとるんですよ」
「この、眠っている顔が また、とてもカワイイ〜んです」

【イファルナ】
「もう、それならビデオより先にこの子の名前を決めなくちゃ!」

【ガスト】
「ワタシはもう決めてますよ! 女の子だったらエアリス これしかありません!」

【イファルナ】
「もう、勝手な人ね…… でも、エアリスってイイ名前ね!」
「ウフフ……あなたのカタイ頭で考えたにしては上出来じゃないかしら」

【ガスト】
「でしょ!? あっ、ビデオのテープがっ…………」

<ビデオ終了>

 

<今度は、「プライベート」の「娘の記録・生後30日め」というビデオを再生する>

<ビデオテープ内容>

【イファルナ】
「あなた、またビデオ? この前とったばかりじゃないの!」

【ガスト】
「……… そう言わないでくださいよ」
「ワ、ワタシと……ア、アナタの とってもカワイイ娘なんですよ!」
「彼女のすくすく育っていく姿を残しておきたいと思いませんか?」

【イファルナ】
「そんなにカワイがってばかりじゃ 強い子に育たないかもしれない……」
「エアリスは、普通の子とは違うんだから これから、どんな人生が待っているか……」

【ガスト】
「そんなこと言っちゃダメです! ワタシが、アナタとエアリスを どんなことをしても守ります!!」
「ア、アナタとエアリスは ワタシの宝なんです。何があってもはなしません!!」

【イファルナ】
「あなた……わたし、今とっても幸せよ」
「あなたに会わなければ わたし……」

<ガスト、イファルナを抱きしめ、口づけをかわそうとすると、ノックの音が聞こえてくる>

【ガスト】
「もう、いったいダレなんですか!? イイところで……」

<ガスト、思わず本音を口走り、赤面する>

【ガスト】
「!!! あわわ……」
「我が家のくつろぎの時間に まったく……」

【イファルナ】
「クスクス…… ええ、そうね」
「は〜い、いますぐ!!」
「だれかしらね?」

<イファルナ、ドアを開けると…>

【イファルナ】
「あ、あなたたちは!!」

<宝条、神羅兵(二人)をひきつれ、現れる>

【宝条】
「クックックッ……探しましたよ イファルナ……いや、セトラ!」
「それから、本当に久しぶりですね ガスト博士!」

【ガスト】
「宝条くん……どうしてここが?」

【宝条】
「いやぁ、探しました。あなたたちが、ここにいることぐらい とうにわかってたんですよ」
「でもね……2年間待ちました。私は新しいサンプルがほしかったんですよ……クックックッ」

【ガスト】
「……新しいサンプル? まさか、エアリスを!?」

【宝条】
「ほう、エアリスちゃんですか? いい名前だ……クックックッ」

【ガスト】
「くっ……私は神羅とは手を切ったのだ」
「宝条くん、帰ってくれたまえ」

【イファルナ】
「おねがいエアリスは、関係ないわ! わたしさえいれば、いいんでしょ?」

【宝条】
「私の実験には あなたたち、みんなが必要なんですよ」
「ガスト博士、わかってくれますよね。この星の運命を変えることができるんですよ!」

【ガスト】
「だいじょうぶだイファルナ! ワタシは、こんなヤツらには負けない!」

【宝条】
「ムダな抵抗はしないで下さいよ。大事なサンプルに傷をつけたくないですからね」

<すると宝条、カメラに気づく>

【宝条】
「ん? おかしなカメラがあるな。おい、壊したまえ!」

<神羅兵、カメラを撃つ>

【宝条】
「ていねいに運ぶんだぞ!! クックックッ……」
「な、なにをするんだ博士!?」

【ガスト】
「イファルナ! エアリスをつれて逃げるんだ!!」

<すると銃声が響き、ガストの倒れる音が聞こえる>

【イファルナ】
「キャー あなた〜!!」

【宝条】
「まあいい…… 子供を忘れるんじゃないぞ!」
「ほう、ビデオか? 古代種…ウェポン?」
「クックックッ……宝の山だな! ありがとう博士……クックックッ」

<ビデオ終了>

 

【青年】
「ダメダメ!! この先は、すごい下り坂なんだ」
「キケンだから、入らないでくれ!」

<選択肢:「それでも行く」or「親切に、ありがとう」→「それでも行く」を選択>

【青年】
「なんだよ、人が親切に……」
「な、なんだ向こうのヤツらは? ヤバそうだぜ!」

 

イリーナ
「いたわ、いそいで!!」

【神羅兵】
「ハイッ!!」

<イリーナ、神羅兵(二人)をつれ、クラウドのもとへ駆け寄る>

イリーナ
「クラウド……ハァ、ハァ」
「ここから先へは進ませないわよ!」

クラウド
「この先に、何があるんだ?」

イリーナ
「ヒ・ミ・ツ」
「そんなことは、どうでもいいの! よくも私のボスをやってくれたわね!」

クラウド
「ボス……ツォンのことか? あれは俺たちじゃない。セフィロスが、やったんだ」

イリーナ
「いいえ、だまされるもんですか」

クラウド
「ウソなんかついてない……セフィロスなんだ」

イリーナ
「いくら、しらをきってもムダよ。絶対、許せない!!」

クラウド
「まいったな……」

イリーナ
「口で言ってもムダなんだったら 体に聞いてもらおうじゃないの!」

【神羅兵】
「わたしたちが、コイツを!」

イリーナ
「いえ、私1人で十分よ! 私のパンチをよけられるはずがないわ」

【神羅兵】
「えっ? ええ……」

<イリーナのパンチが、クラウドにヒットして、クラウド、のびる>

イリーナ
「なぜ? わざと、よけなかった……」
「どうせ、あの大氷河を越えられるはずがないわ」
「どこかの家にほうりこんでおいて!」

 

<クラウド、目覚めると、そこはガストの家であった>

 

【あの子】
「スノーボードで遊んでいたら ケガをしちゃって しばらく外へ出れないんだ……グスン」
「おにいちゃんにスノーボードをあげるよ」

<クラウド、『スノーボード』を手に入れる>

【あの子】
「上手になったら教えてね」

 

【青年】
「気を付けろよ!」

 

<スノーボード(ゲーム)で、下り坂を駆け巡る>

 

 

<大氷河・一本杉>

クラウド
「う……」
「なんとか、飛び越したようだな」
「みんな 大丈夫か?」

ティファ
「ええ、なんとか」

ユフィ
「だ〜っ! たまんないよっ!」

クラウド
「いったいどこへ落ちたんだ?」
「かなり大きくジャンプできたようだ……」

ティファ
「そういえば、地図をもらったわよね? □ボタンで地図を見ましょうよ」

クラウド
「それにしても、ものすごい寒さだ あまり長くここにいるとこごえてしまうな」

 

<大雪原>

クラウド
「見渡すかぎり大雪原…。これじゃヘタに動けないな……」
「…目印をつけながら、歩くとしよう。」

 

<絶壁のふもと・ホルゾフの小屋>

【ホルゾフ】
「オオッ、これは珍しい!!」
「人に会ったのは 何年ぶりだろう……」
「おっと失礼! わたしの名は、ホルゾフ。この地に住みついて、もう20年だ」
「よければ、向こうの部屋で さびしい山男の独り言を聞いてくれんか?」

<立ち話もなんだから、向こうの部屋で話を聞く>

 

ホルゾフ
「君たちは絶壁に挑んだ男たちの話を聞いたことがあるかい?」

<選択肢:「はい」or「いいえ」→「いいえ」を選択>

【ホルゾフ】
「この地には、大地に何かが空から降ってきたという言い伝えが残っているんだ」
「どうやら、その時に大地がもりあがってできたのがこの絶壁らしい」
「30年前、わたしは友人ヤマスキーと絶壁の向こうを見るために あのけわしいカベに挑んだ」
「しかし、わたしらは無知すぎた。ある程度の寒さは予想していたが……」
「あの絶壁には、すさまじい寒気が嵐のようにうず巻いているんだ。寒気が体温をどんどん奪っていく」
「わたしの下を登っていたヤマスキーは自分でザイルを切って……」
「わたしは、それに……気づきもしなかった……」
「以来わたしは、この地に移り 絶壁に挑みつづけ、同じ仲間に注意と、ほんのすこしの休息を提供してしているんだよ」
「もし、あの絶壁を登るつもりなら 注意することが2つある」
「1つめは 雪におおわれて見つけにくくなっている登山ルートをよく確認すること」
「2つめは 絶壁の途中のタナに着いたら必ず下がった体温を回復させること」
「わかったかい?」

<選択肢:「もう1回説明してほしい」or「はい」→「はい」を選択>

【ホルゾフ】
「ここに来るまで、かなり体力を使ったんじゃないのか? 少し休んでから出発しなさい」

 

<クラウド一行、仮眠をとり、外へ>

バレット
「ちょっとよ、考えたんだけど 聞いてくれねぇか?」

<選択肢:「なんだ?」or「あとにしてくれ」→「なんだ?」を選択>

バレット
「……こういう風景を見てるとよう 自然ってやつはホント、すげぇんだなって思うんだ」
「こんなところに住めって言われたら オレは、迷わずカンベしてくれって答えるぜ……」
「でも、もし住むことになったら きっと、いろいろ工夫して居心地よくしようとすると思うんだ」
「そんな人間の工夫が行き届いたところが…………ミッドガルなのか」
「そんなふうに考えちまうと神羅の何もかもが悪いとは言えなくなっちまう……」
「うぉぉおおお!!」
「オレとしたことが、なんてこった! 神羅が悪くないだぁ!?」

クラウド
「俺たちがルートを確保する。あとから来てくれ」

 

<絶壁内部>

【黒マント】
「うっ……うわ〜〜っ!!」

<戦闘:ツインヘッド>

<ツインヘッドを撃破>

<戦闘終了>

 

<クレーター>

クラウド
「大昔にできたクレーターか」
「かつて空から何かが落ちてきて ここにぶつかった……」
「星に傷ができたんだ」

ユフィ
「……アタシにもわかるよ。傷を治すためにエネルギーが集まってきたんだ、ここにさ」

クラウド
「セフィロスはあの大切なエネルギーを奪ってメテオを使おうとしている」
「こんどは、この程度の傷ではすまない……」

 

【黒マント】
「……セ…セフィ…ロスの も…と……へ…」

 

【ティファ】
「セフィロスと決着をつける時がきたのね」
「私もセフィロスのせいで いろいろ無くしたわ……」
「いきましょう!」

 

<竜巻の迷宮>

クラウド
「あれは!!」

<場面、ハイウインド内にかわる>

ルーファウス
「ついに見つけたな」

スカーレット
「キャハハハハ!」
「キャハハ……」
「ハハハ……」
「ハァ……ハァ……」
「ほんと、すっごいわね……」

ハイデッカー
「まさにプレジデントがさがしもとめた約束の地!!」

ルーファウス
「だが、手にいれるのは私だ」
「悪いな、おやじ」

宝条
「クックックッ……」
「あの場所は誰のものにもならん」
「……リユニオンの終着点。……みんな集まれ、か」
「セフィロス……会えるのかな?」

 

<竜巻の迷宮>

ティファ
「気流がおさまるタイミングを見て渡らないとはじき飛ばされちゃうわ!」

【黒マントA】
「…グ……フ……ッ……セフィ…ロ……ス…」

【黒マントB】
「うっ、うわ〜っ」

 

セフィロス
「おまえたちは、もう終わりだ…」

<セフィロス、黒マントたちをなぎ払う>

クラウド
「セフィローーース!!」
「ここまでだ!」

【セフィロス】
「そう、ここまでだ。この身体の役目はな」

<セフィロス、消える>

クラウド
「消えた!?」

ティファ
「近くにいるかもしれない……」

【セフィロス】
「我らの役目は黒マテリアを主人のもとへ運ぶこと」

クラウド
「……我ら?」

ユフィ
「せっかくやる気になってたのに!」

【セフィロス】
「ジェノバ細胞を持つ者たち……」

クラウド
「主人は……」

【セフィロス】
「もちろん……セフィロス」
「クックックッ……」

<セフィロス(分身?)が現れ、クラウドたちをなぎ払う>

<戦闘:ジェノバ・DEATH>

<ジェノバ・DEATHを撃破>

<戦闘終了>

 

クラウド
「ジェノバ細胞……」
「……なるほどな。そういうことか」
「ジェノバはリユリオンする、か」

ティファ
「セフィロスじゃない!? 今まで私たちが追ってきたのはセフィロスじゃなかったの?」

クラウド
「説明はあとだ。今はセフィロスを倒すことだけを考えるんだ」

ティファ
「でもセフィロスは……」

クラウド
「セフィロスは、いる。本当のセフィロスはこの奥にいるんだ」
「どうしようもなく邪悪で どうしようもなく残忍……」
「しかし、とほうもなく強い意志をこの星の傷の奥底から放っている」

<クラウド、ジェノバ・DEATHが落としていった『黒マテリア』をひろう>

クラウド
「……黒マテリアは俺たちの手にもどった」
「あとはセフィロスを倒せばすべてを終わらせることができるんだ……」

ティファ
「黒マテリアは、この先 持って行かないほうがイイわ。だれかにあずけたらどう?」

 

【クラウド】
「黒マテリアを

<選択肢:「バレットにあずける」or「バレットにあずけない」→「バレットにあずける」を選択>

バレット
「おっと! 責任重大だぜ」

クラウド
「誰にも渡さないでくれ。たのんだぞ」

 

ティファ
「セフィロスを追いかけましょう!!」

 

<辺り(画面)が真っ白になる>

ティファ
「なにこれ? どうしたの?」

クラウド
「おちつくんだ、ティファ」
「セフィロスが近くにいるんだ。何がおこっても不思議じゃない」

<クラウド一行、ある村にたどりつく>

ティファ
「ニブルヘイム……」

ユフィ
「でも、どうしてニブルヘイム? 絶対へんだよ、これ!」

クラウド
「これはセフィロスが創り出した幻覚さ」
「俺たちを混乱させようとしているんだ」
「だいじょうぶ。幻覚だとわかっていれば何も恐くない」
「さあ、このまま通り抜けよう」

ティファ
「そうよね……」
「あっ!!」

<セフィロス、三人を連れてこの村に訪れる(あの5年前の光景)>

セフィロス
「さあ、行こうか」

<真ん中のソルジャーはクラウドではなく、黒髪の青年(ザックス)であった>

ユフィ
「おろ〜っ! クラウドがいないよ」

ティファ
「やめて……セフィロス」

クラウド
「くだらない……」

ユフィ
「アタシ、幻覚なんていやだよ。はやく元の世界に帰ろ!」

ティファ
「クラウド……これは幻覚なんだから」
「気にしちゃダメなんだから……」

<すると、再び真っ白になる>

クラウド
「今度は……なんだ?」

ティファ
「もうやめてっ!!」

<次に映し出される光景は、火の海に包まれているニブルヘイムであった>

ユフィ
「うひゃ……こんなにスゴイとは思わなかったよ……」

クラウド
「……これは5年前 現実にあった風景だ」
「けれども……」
「きっと、あの神羅屋敷から出てくるのは俺じゃない」
「また、くだらない幻覚を見せようって気なんだ」

<神羅屋敷から、ザックスが出てくる>

クラウド
「ほら……言ったとおりだろ?」

 

ザンガン
「おっ、あんたか! あんたは正気なんだろうな?」
「それならこっちに来て 手伝ってくれ!」

 

ティファ
「こんなの……見たくない。クラウド……見ちゃだめよ」

 

ザンガン
「俺はこの家を見てくる。あんたはそっちの家を!」

 

クラウド
「……どうしたんだ、ティファ? さっきも言っただろ?」
「幻だとわかっていれば 何も恐くない」

ユフィ
「お、おい、アンタ! だいじょ〜ぶかよ!?」

<ユフィ、そばで倒れている写真男に近づく>

ユフィ
「あ、マボロシかぁ! でも、ちょっと生々しいなぁ」

クラウド
「セフィロス! 聞こえてるんだろ! おまえが言いたいことはわかった!」
「5年前、ニブルヘイム。そこに俺はいなかった」
「おまえが言いたいのはそういうことなんだろ?」

<セフィロス、現る>

セフィロス
「理解してもらえたようだな」

クラウド
「おまえが言いたいことはな。俺を混乱させたいんだろう?」
「しかし……こんなものを見せられても俺はなんとも思わない」
「なぜなら俺は覚えている。この炎の熱さを……身体の……心の痛みを!」

セフィロス
「さて、それはどうかな?」
「おまえは人形……心など持たない……痛みなど感じない……」
「そんなおまえの記憶にどれほどの意味がある?」
「私が見せた世界が真実の過去。幻想をつくりだしたのは……おまえだ」

ティファ
「クラウド……」

セフィロス
「……理解できたかな?」

クラウド
「理解する気なんかない」
「が、ひとつ聞きたい。なぜ……こんなことをする?」

セフィロス
「クックックッ……」
「おまえには本来の自分を取りもどしてもらいたいのだ」
「そしていつかそうしたように 黒マテリアを私に……」
「それにしても失敗作だと思われたおまえが一番役に立つとは……」
「宝条が知ったら悔しがるだろうな」

クラウド
「宝条!? 俺と何の関係がある!」

セフィロス
「おまえは……そう、5年前だ」
「ニブルヘイムが炎につつまれたその後に宝条の手で創り出されたのだ」
「ジェノバ細胞の おどろくべき生命力、能力と魔晄の力が創り出された人形」
「セフィロス・コピー・インコンプリート。ナンバリング無し。それがおまえの真実」

ティファ
「クラウド……相手しちゃだめよ……」
「耳をふさぐの! 目を閉じるの!」

クラウド
「どうしたんだ、ティファ? 俺は全然気にしてない」
「……というか 途中から聞いてなかった」

ティファ
「宝条に創り出された? そんなのウソに決まってるわ」
「だって、私たちにはあの思い出があるじゃない?」
「子供のころ、星がきれいな夜……」

セフィロス
「クックックッ……ティファよ」
「その言葉とはうらはらにおまえは何をおびえている?」
「フム……おまえの心をここにうつし出して見ようか?」

<ティファ、顔をそむける>

セフィロス
「クックックッ……都合が悪いそうだ」

クラウド
「……ティファ? セフィロスが正しいのか?」

ティファ
「クラウド……」

クラウド
「何をそんなに恐れているんだ? 俺のことならだいじょうぶ」
「俺はどんなに混乱していてもセフィロスの言葉なんて信じない」
「たしかに俺は自分自身がわからなくなることがある」
「記憶だってあやふやな部分がたくさんあるんだ」
「でも、ティファ」
「ティファは言ってくれただろ? 『クラウド、ひさしぶりね』って」
「ティファのその言葉が いつでも俺をささえてくれる」
「俺はティファの幼なじみなんだ。俺はニブルヘイムのクラウドなんだ」
「どんなに自分がわからなくなっても それだけは真実」
「だからティファ……そんなにおびえないでくれ」
「誰のどんな言葉よりも ティファのその態度に俺は……」

ティファ
「ち、ちがうの、クラウド……」

クラウド
「何がちがうんだ? 俺は……ティファの幼なじみのクラウドじゃないのか?」

ティファ
「そういう意味じゃない…… でも、うまく言葉にできない……」
「クラウド、ほんの少しでいいの。時間を……時間をちょうだい」

セフィロス
「クラウド……ティファを責めるな」
「私が説明してやろう」
「他人の記憶にあわせて自分の姿、声、言動を変化させるのはジェノバの能力だ」
「おまえの中のジェノバが ティファの記憶にあわせておまえをつくりだした」
「ティファの記憶に登場する少年たち……」
「その中にはクラウドという名の少年がいたのかもしれないな」

ティファ
「クラウド……」
「今は何も考えないで。おねがい……」

セフィロス
「クックックッ……考えろ、クラウド」
「……クラウド? クックックッ……これは失礼。おまえには名前などなかったな」

クラウド
「だまれ……セフィロス」

セフィロス
「まだわからないのか? ならば……」
「村からニブル山へ出発するとき 写真をとったのを覚えているか?」
「……ティファ、覚えているな?」
「……クラウドは……知るはずもないか」
「さて……写真はどうしたかな?」

<セフィロス、写真男の死体を調べる>

セフィロス
「……これか」
「……見るか? なかなか良くとれている」

ティファ
「クラウド……だめ……」

クラウド
「俺は……写っているはずだ」
「もし、写っていなくても心配ない。ここはセフィロスが創り出した幻想の世界」

<クラウド、セフィロスから写真を受け取る。→写っていたのは右からセフィロス、ティファ、ザックスであった>

クラウド
「……やっぱりな」
「この写真はニセものなんだ。真実は俺の記憶の中にある」
「……5年前、俺はニブルヘイムに帰った。魔晄炉調査が任務だった。16歳だった」
「村は全然変わっていなかった。俺は何をした?  そうだ……」
「母さんに会った。村の人たちに会った」
「そう、ティファの部屋にはいったんだ。そこで俺は……」
「ピアノを弾いた!」
「タンスをしらべた!」
「一泊してからニブル山の魔晄炉へ行った。俺ははりきっていた」
「なぜなら、その任務は ソルジャー・クラス1STになって 初めての仕事で……」
「……ソルジャー・クラス1ST?」
「……ソルジャー? 俺はいつからソルジャーになったんだ?」
「ソルジャーって どうやってなるんだ?」

<クラウド、頭をかかえ、うずくまる>

クラウド
「なぜ……思い出せない?」
「俺は……俺は……」

<クラウド、立ち上がる>

クラウド
「そうか……」
「……悩むことはなかったな なぜなら俺は……」

ティファ
「……クラウド?」

クラウド
「行こう、ティファ。俺は……だいじょうぶだ」

 

<一方、ルーファウス一行は、約束の地(?)に降り立つ>

<約束の地(?)>

スカーレット
「すっご〜い!」
「これ、ぜ〜んぶマテリアだわ!」

ルーファウス
「外は豊富な魔晄。そして中心部はマテリアの宝庫。これぞまさに約束の地だな」

宝条
「約束の地など存在しない。伝説……言い伝え……ばかばかしい」

ルーファウス
「想像していたとおりのものがここにある。それで良いのではないか?」
「そのカタさが二流科学者の限界だな」

<地響きが起こり始める>

ルーファウス
「どうした!?」

スカーレット
「壁の中よ! 何か入ってる! 動いてる!」

宝条
「ウェポン……」
「……本当にいたのか。信じてはなかった」

ルーファウス
「なんだというのだ?」

宝条
「……ウェポン。星が生み出すモンスター」
「星の危機にあらわれて すべてを無にする……」
「ガスト博士のレポートにはそう記されていたな」

ルーファウス
「そんなレポートは見たことがない。……どこにある?」

<宝条、自分の頭を指差す>

宝条
「ここだ、ここ」

ルーファウス
「君は隠し事が多いな」

 

<一方、クラウドたちを待っているバレットたち>

バレット
「クラウドたち だいじょうぶなのかよぉ?」
「しかし、なんだよな。このちっぽけなマテリアが星を滅ぼすなんてよ……」

<すると周りが異空間に包まれ、バレット以外の仲間が消える>

バレット
「な、なんだ?」
「おめえら、今の何だよ!」
「あ、あれっ!?」
「み、みんなっ!!」
「ここ、どこなんだよっ! どこ行っちまったんだよっ!」

<そこへ、ティファが来る>

【ティファ】
「よかった!! バレット、ここにいたのね!」

<空間が元に戻る>

バレット
「ティファ!!」
「なんか様子が変なんだよ! 真っ暗になっちまって みんながいなくなっちまった!」

【ティファ】
「ね、みんなが待ってるの! クラウドが大変なの!」
「おねがい、来て! 私たちを助けて!」
「あっちなの!」

バレット
「お、おう!」
「なんだかわからねえが とにかく行けばいいんだな!」

<バレット、一人で奥へ進む>

【ティファ】
「ウフフフフ…… 黒マテリア……」

<ティファの姿が変わり、セフィロスになる>

【セフィロス】
「……忘れるなよ」

<セフィロスが消えると同時に、仲間が倒れた状態で現れる。→すぐに全員起き上がる>

 

<場面、約束の地(?)に変わる>

スカーレット
「社長……なんだかイヤ〜な予感がするわ」

ルーファウス
「フム……一度飛空艇に帰ろうか。本格的な調査の準備も必要だしな」

<すると、いきなりクラウドが現れる>

スカーレット
「ちょっと!! どこから来たのよっ!」

クラウド
「……さあ」
「ここはあんたたちの手には負えない」
「あとは俺にまかせてさっさと出て行け」

ルーファウス
「……おまえにまかせる? フッ……良くわからないな」

クラウド
「ここはリユニオンの最終地点。すべてが終わり、また始まる場所」

<ティファ(本物)、続いてバレットも駆けつける>

ティファ
「クラウド!!」

バレット
「おう! 助けに来てやったぞ!」

クラウド
「ありがとう……バレット。黒マテリアは?」

ティファ
「クラウド!!」

バレット
「だいじょうぶだ。ちゃんと持ってるぜ」

クラウド
「ここからは俺がやる。黒マテリアを……俺に」

ティファ
「私の声、聞こえないの!?」

バレット
「だいじょうぶか?」
「じゃあ、これ。すげえプレッシャーだったぜ」

ティファ
「だめ、だめよ! クラウドを止めて!」

クラウド
「ありがとう。あとは俺が…………やります」

<一瞬、セフィロスの顔がうつる>

【セフィロス】
『さあ、黒マテリアを……』

【クラウド】
「待ってください! もう少しだけ!」

 

クラウド
「みんな、今までありがとう。それに……ごめんなさい」
「……ごめんなさい」
「……すいません」
「特にティファ……さん。本当にごめんなさい」
「いろいろ良くしてくれたのに……なんて言ったらいいのか……」
「俺、クラウドにはなりきれませんでした」
「ティファさん……いつか、本当のクラウドくんに会えるといいですね」

<ティファ、かぶりを振って、うずくまる>

宝条
「クックックッ……素晴らしい……」
「私の実験がパーフェクトに成功したわけだな」
「おまえ、ナンバーはいくつだ? ん? イレズミはどこだ?」

クラウド
「宝条博士…… 俺、ナンバー、ありません」
「俺、失敗作だから博士がナンバーをくれませんでした」

宝条
「なんということだ……失敗作だけがここまでたどりついたというのか……」

クラウド
「博士……ナンバー、ください。俺にもナンバーをください……」

宝条
「だまれ、失敗作め……」

<するとクラウド、上に飛び上がる>

 

ルーファウス
「あいつは……何者だ?」

宝条
「……5年前、セフィロスが死んだ直後に私が創ったセフィロス・コピーのひとつ」
「ジェノバ細胞と魔晄、それにくわえて 私の知識、技術、ひらめきが生み出した科学と神秘の生命、セフィロス・コピー」
「失敗作だというのが気に入らないが ジェノバのリユニオン仮説は証明された」
「ジェノバは身体をバラバラにされても やがてひとつの場所に集結し再生する。これがジェノバの『リユニオン』だ」
「リユニオンの始まりを私は待った。5年がすぎ……コピーたちは動き出した」
「ミッドガルに保管されていたジェノバのところにコピーたちは集まってくるはず……」
「しかし、私のこの予想ははずれた。そればかりか神羅ビルのジェノバも移動を始めた」
「……私は天才だ、すぐにわかった。セフィロスの仕業だ」
「セフィロスの意志はライフストリームで拡散することなく、セフィロス自身としてコピーをあやつりはじめたのだ……」

【クラウド】
「そうです、それが始まりでした」

宝条
「コピーたちはどこへ行くのだろう……私にはわからなかった」

【クラウド】
「俺自身にもわかりませんでした」

宝条
「ただ、わかっていたのは目的地にはセフィロスがいるはず、ということだ」

【クラウド】
「俺、セフィロスを追っていたんじゃなかったんです」
「セフィロスに呼ばれていたんです」
「セフィロスへの怒りと憎しみ。それは俺がセフィロスのこと、忘れないようにと セフィロスがくれたおくりもの……」
「セフィロス? セフィロス? 俺、来ました。黒マテリア、持ってきました」
「姿を……見せてください。どこにいるのですか?」

<クラウド、上で走りまわる>

【クラウド】
「ああ……セフィロス……やっと会えましたね」

<真正面から、魔晄に包まれた上半身だけの真のセフィロスが登場する>

宝条
「見たか!! セフィロスだぞ! やはり、ここにいたのだ!」
「素晴らしい! ジェノバのリユニオンとセフィロスの意志のちから!」
「ライフストリームに拡散することなく ここに結集したのだ! クァックァックァッ!」

ティファ
「宝条博士……何がそんなにうれしいの? どういうことかわかってるの……?」
「クラウドは黒マテリアを待っているのよ!」
「セフィロスはメテオを呼んでしまうのよ! みんな、みんな、死んじゃうのよ!」

ルーファウス
「もう、何を言っても遅い…… そろそろ、ここから出た方が良さそうだ」
「君たちも一緒に来てもらおうか。いろいろと話が聞きたい」

バレット
「おい! クラウド! やめろっ! やめてくれ!」

ティファ
「クラウドーーーーー!!」

<クラウド、黒マテリアをセフィロスにわたす。→黒マテリア、魔晄の中で光を発する。→地響きが起こり、辺り一面が崩れ落ちる>

 

<全員、ハイウインドで脱出>

 

 

<そして……>

<神羅ジュノン支社・医務室>

<ティファ、目覚める>

ティファ
「…ぶ…しい……」

バレット
「あんっ?」

ティファ
「まぶしいね……」

バレット
「しばらくのしんぼうだ。ずっと眠ってたからな」

ティファ
「おなか……すいたね……」

バレット
「なあ、どうして聞かないんだ?」
「アイツのことをよ」

ティファ
「…………こわいから」

バレット
「それなら安心してくれ。オレもクラウドがどうなったかはわからねえ」
「安心してくれってことはないか……」
「他のヤツらもよ 無事かどうかさえわからねえんだ」

ティファ
「きっと……生きているよね」
「私……どれくらい眠ってた?」

バレット
「え〜と……あれから7日たってるはずだぜ」

ティファ
「セフィロスは?」

バレット
「まだ復活はしてねえみたいだな。あの大きな光は覚えているか? 北の大空洞の?」
「あの後、クレーターは光の大きなバリアでつつまれちまった」
「セフィロスはバリアに守られながら あの大穴で眠ってやがるって話だ」
「オレたちには手も足も出せねえ。ただ目覚めの時を待つってだけさ」
「しかもよ、ウェポンとかいう巨大モンスターがあばれてやがる」

ティファ
「……ウェポン?」

バレット
「クレーターの底で セフィロスのまわりにいたバケモノを覚えてるか?」
「あれが地上に出てきたんだ。古代に生きていた伝説の巨獣だって話だぜ」

ティファ
「ウェポン……はセフィロスを守っているの?」

バレット
「わからねえ。でも、とにかくそいつらが現れて世界を襲い始めた」
「ルーファウスはそいつと戦ってるのさ。気にくわねえがたいした奴だよ」
「本当は俺たちが倒してえところだが 時間がねえ……」

ティファ
「時間……」
「…… そう! メテオは?」

<バレット、窓ガラスを隠しているシャッターを開ける。→はるか上空にメテオが迫って来ているのが肉眼で確認できる>

ティファ
「あきらめなくちゃならないのかな?」

バレット
「……さあな」

<そこへ、ルーファウスが来る>

ルーファウス
「おまえを助けるためにクラウドがあらわれると思っていたが……」
「宝条博士もクラウドを調べたがっていてな」

ティファ
「クラウドをどうするつもり!」

ルーファウス
「セフィロスの分身……か」
「メテオを呼んでしまった今となっては おはらいばこのようだな」
「というわけで、おまえたちにももう用はない」
「いや、大切な仕事が残っている……かな」

<続いてハイデッカーが来る>

ハイデッカー
「社長! 処刑の準備がととのいました」

バレット
「処刑だぁ!?」

ルーファウス
「おまえたちはこの事態を引き起こした者として処刑される」

バレット
「この野郎をチラッとでもほめたのは取り消すぜ」

ルーファウス
「ま、最後のひとときを楽しむが良い」

ハイデッカー
「腕をしばらせてもらおうか」

 

<報道室>

<ティファ、バレット、連れて行かれる>

スカーレット
「みなさんお集まりになった? この者たちが世界をこんな混乱に落としめた張本人たちよ!」

バレット
「何だこいつらは?」

スカーレット
「あなたたちのぶざまな死にざまをテレビで全国中継するのよ」

【ふとっちょ記者】
「スカーレットさん。なぜ今回はこのような公開処刑を?」

スカーレット
「メテオで混乱した民衆をまとめるには 誰か一人、悪者をつくるのがベストなのよね」

ティファ
「悪趣味……」

スカーレット
「キャハハハハハ!」
「口には出さないけど みんな本当はこういうのが大好きなのよ!」
「さ、まずはこの娘からよ」

バレット
「やるんならまずオレからやれ!」

スカーレット
「ほらほら、カメラさん、こっち! こういうお涙ちょうだいしばいが最高にウケるのよね!」

 

<ガス室>

<スカーレット、イスにティファを突き倒す>

ティファ
「何するのよ!」

スカーレット
「私の特製ガスルームよ。じっくり時間をかけて思う存分苦しんでちょうだいね」

<ティファ、イスにしっかりと固定される>

スカーレット
「なまいきね!!」

<スカーレット、ティファの頬にビンタをする。→そして退室>

 

スカーレット
「さ、楽しいショウが始まるわよ。キャハハハハ!」

<すると、警報が鳴る>

【警報アナウンス】
「緊急警報!緊急警報!」
「ウェポン襲来!総員戦闘配備!」

【記者たち】
「うわぁ!ウェポンだ!」
「逃げろ!」

<ただ一人をのぞき、記者たちはスタコラ逃げ出す>

スカーレット
「ちょ、ちょっとあなたたち!」
「ちっくしょう〜 こんないい時に!」

【ふとっちょ記者】
「スカーレットさん、今のお気持ちは?」

スカーレット
「おや、お前は逃げないでいたの? 感心感心……なに? 気持ち? 今の気持ちねえ……」

<するとスカーレット、いきなり倒れ込んで、眠りにつく>

スカーレット
「ンガーーーッ!」

バレット
「なにっ?! さいみんガス?」

<ふとっちょ記者が回り出して、ケット・シーに変わる>

兵士
「くせもの!!」

<戦闘:親衛隊員A&B>

<親衛隊員A&Bを撃破>

<戦闘終了>

ケット・シー
「助けに来ましたで」

バレット
「どうしておまえが…… 神羅の人間だろ?」

ケット・シー
「死刑には反対なんです。この女も嫌いやし。さ、はよティファさんを助けんと」
「入口、見張っときますから」

スカーレット
「……ばか……め……もうスイッチは……押しちゃったわよ……」

 

<バレット、ガス室の扉を開こうとするが>

バレット
「あかないぜ、こりゃ!」

 

<オフィス>

ハイデッカー
「ウェポンです」

ルーファウス
「最近やけに多いな。防げるか?」

ハイデッカー
「なんとか。攻撃の許可は?」

ルーファウス
「聞くまでもない」

ハイデッカー
「じまんの大砲を一発くらわせます」
「全砲門ひらけ!! キャノン砲修正、目標ウェポン!!」

<全砲門が開かれ、キャノン砲の準備が始まる>

 

【海兵】
「準備ととのいました!」

【ハイデッカー】
「キャノン砲……」
「発射ーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!」

<キャノン砲が放たれ、はるか海の水面に命中。→辺りが爆発>

 

ルーファウス
「やったか?」

ハイデッカー
「おそらく……」

<だが、警報が鳴る>

【警報アナウンス】
「ウェポン接近!」
「速度50ノット!」
「まっすぐこちらに向かってきます!」

ハイデッカー
「ばかな! 確かに命中したはず!」

ルーファウス
「キャノン砲は?」

ハイデッカー
「準備に時間がかかります」

ルーファウス
「それまで通常兵器で時間をかせげ!」

ハイデッカー
「は! 全砲門開け! 目標ウェポン! 陸にあげるなよ!」

<神羅兵のロケットランチャーもまじえ、迫りくるウェポン(サファイアウェポン)を一斉射撃>

 

【警報アナウンス】
「速度70ノット!」
「ウェポン、なお接近中!」
「ダメです!衝突します!」

 

<一方、ガス室に閉じ込められたティファ。→毒ガスが充満する>

ティファ
「ガス!!」
「バレット助けて!!」

<扉の向こうからバレットの声が>

バレット
「息をとめてろ! 少しでも長くガマンするんだ!」

ティファ
「むちゃ言わないで! とめるって言っても限界があるわ!」

 

バレット
「クッソー!」
「多分別の部屋からガスルームのとびらをロックしてるんだ!」

ケット・シー
「しゃあない、作戦チェンジですわ。いっぺんこの部屋から出ましょ」

バレット
「ティファ! かならず助けてやっからな!」

<バレット、ケット・シー、報道室を出ると、報道室の鍵が閉められる>

バレット
「しまった! ここのカギも閉められた!」

<扉の向こう(報道室)からスカーレットの声が>

スカーレット
「おバカさんたちね。これでもう、この娘は助けられないよ」
「キャハハハハハハハ」

バレット
「チックしょーー!!」

ケット・シー
「むむぅ〜、またまた作戦チェンジですな。エアポートまで走るで!」

バレット
「エアポートだぁ? ティファを放っといて、なんでそんな所へ?」

ケット・シー
「ええから、ええから。こないなったらイチかバチかや」

 

<アルジュノン>

【女子アナ】
「お急ぎのところすみません! ちょっとインタビューを……」

バレット
「うるさい!! オレは急いでるんだ!」

【女子アナ】
「大きな声ださないでよ…… アタシよ、アタシ! ユフィよ!」

バレット
「なんでこんなところに!?」

<サファイアウェポンが顔を出し、陸(ジュノン)に上がろうとする>

ユフィ
「説明はあと! さ、エアポートへ急いで!」

 

<エアポート>

バレット
「おい! 本当にこっちでいいのか? 行き止まりだぞ!」

ケット・シー
「あれぇ? 道、まちごうたかな?」

バレット
「ばっかやろーーー! どうすんだい? もうすぐ大勢やってきちまうぜ!」

<バレット、右腕の銃を優しくなでる>

バレット
「最後までもってくれよ……あいぼう!」

 

<一方、ティファはガス室で、さきほど兵士が落としていった鍵を拾い(口で)、それぞれ固定されたプロテクターをはずす>

ティファ
「ガスをとめるボタンは……?」

<ティファ、口を押さえながら、ガスの元栓(?)を閉める。→ドアを開けようと脱出を試みるが…>

ティファ
「開いてぇぇぇーーーーー……」

<すると、サファイアウェポンが口から放射能(?)を吐いて、ガス室の天井に穴を開ける。→さらに、サファイアウェポン、また再び放射能(?)で攻撃しようとするが、突如放たれたキャノン砲を、至近距離で顔面に直撃されてしまう。→顔がもげて、倒れる>

 

スカーレット
「どうしたの? こら! あけなさい!」

ティファ
「自分でこんな変な場所に入れておいて 今度は出てこいですって? 勝手なこといわないでよ!」

<ティファ、開いた天井の穴から脱出する。→スカーレットが追う>

 

<キャノン砲先端部>

スカーレット
「オニごっこはここまでよ」
「ガス処刑は無理だったけど ここから落ちて水面にたたきつけられて死ぬってのもス・テ・キ、かもしれないわね」

<スカーレット、ティファの素っ気ない態度に腹を立て、ティファの頬にビンタをする>

スカーレット
「最後までなまいきね!」

ティファ
「さっきからパンパンいたいのよ! この年増女!!!!(○ボタンを押せ!)」

<ティファのビンタが、スカーレットの頬にヒットする>

スカーレット
「やったわね!」

<女同士の激しいビンタ対決が始まる>

ティファ
「なによ!」
「お返し!!」

スカーレット
「こいつ!!」

ティファ
「やめてよ!」

スカーレット
「いたいわね」

ティファ
「そっちこそ!!」
「なによ!」

<スカーレット、尻もちをついて倒れる>

スカーレット
「キ〜〜〜ッ! くやしい!」

<スカーレット、起き上がり、後ろを向く>

スカーレット
「さ、連れていきなさい」

<神羅兵が来る>

スカーレット
「さあ、ねんぐのおさめどきよ ていこうすると本当に落とすからね」
「キャハハハハハハ!」

<すると、上空からかすかに声が聞こえてくる>

【バレット】
「はしれ……」
「砲の先に向かって走れ!!」

<ティファ、走り出すと、正面から飛空艇ハイウインドが飛んでくる。→バレット、甲板から顔を出し、ロープを下に垂らすと、ティファがジャンプをしてそれにつかまる。→そのままハイウインド、空高く、その場を脱出する>

 

<ティファ、甲板に引き上げられ、一息つく>

バレット
「だいじょうぶか?」

ティファ
「ちょっとホッペタ痛いけどね」
「それより、これ、どういうこと?」

ケット・シー
「まぁ、くわしい話はあとで適当に聞いといてくださいな」
「とにかく飛空艇ハイウインドは みなさんのモンですわ」

 

ユフィ
「ハァハァ……ウップ」
「ハッ……無事で良かったね」
「アタシ……もすこし、ここにいるから」
「……ウップ……海でも空でも 船はダメなんだよ、アタシ」

 

<中央広間>

バレット
「てめえ、飛空艇が使えるんなら最初っから言えよな!」
「オレはよ……ティファともサヨナラかと思ったぜ」

ケット・シー
「すんませんな〜 でも、敵をあざむくにはなんとやら、ですわ」
「さ! みなさん待ってますから!」

ティファ
「みんな!? みんないるのね!」

 

<操縦室>

シド
「ようこそ、オレ様の飛空艇ハイウインドへ!」
「どうしたい! もちっと感激しろい!」

レッド13
「シド……」

シド
「おう……」

ティファ
「メンバー……足りないね」

 

シド
「ま、人生いろいろだ〜なぁ」

 

ケット・シー
「ティファさん、ボク、いろいろ神羅の情報を流しますからね」
「わからんことあったら ボクに聞いて下さいな」

 

レッド13
「クラウドがいないとダメかい?」
「オイラたちだけじゃ 星を救えないのかな?」

ティファ
「メテオがせまってきて ウェポンが暴れていて……」
「そんな時に何をすればいいのかなんて私にはわからない……」
「もう、わからない……」

バレット
「何言ってんだ、ティファ! いっしょに考えようぜ!」
「オレたちが乗っちまった列車は 途中下車はできねえぜ!」

ティファ
「……クラウドがいれば全部解決するような気がする」
「クラウドがね……」
「いつもそうしていたみたいにちょっと気取ったポーズで言ってくれるの」
「だいじょうぶだよ、ティファって」

バレット
「ティファ! いつからそんなに弱い女になったんだよ!」

ティファ
「ゴメン、バレット」
「私もちょっとびっくり。がっかりだね」

レッド13
「それにティファ……オイラたちがクラウドだと思ってたのは……」

ティファ
「……わかってる」
「だから確かめたいの。もう一度会いたいの」

レッド13
「元気だしてよ、ティファ……」

 

シド
「オレ様はアイツのことはキライじゃなかったぜ」
「変なヤツだったけどな」
「カッコつけてるかと思えば 間の抜けたこともする」
「やたら物知りなヤツだと思えば あたりまえのことも知らない」
「動き方も話し方も なんかチグハグなんだよな」
「今にしてみれば ああ、なるほどってやつだけどよ」
「ま、生きてりゃそのうち会えるさ。元気だせ、ネエちゃん」

ティファ
「……会えるよね」

シド
「ツンツン頭のい場所さえわかれば このハイウインドでひとっ飛びよ」

レッド13
「……もしかしたら」
「北のクレーターの奥底で地面がくずれて クラウドはそのまま……」
「さらに地中の奥深く……」

ティファ
「地中の奥深く……ライフストリーム?」

レッド13
「そのライフストリームが海底スレスレを通っていてときどき地上に吹き出す」
「そんな場所があるって話を聞いたことがあるんだ」
「もし、もし、もしかしたら クラウドも……」

 

バレット
「クラウドがいなくちゃダメかよ…… 最初はあいつ無しでやってきたじゃねえか……」
「ん? 強いティファさんはどこに行っちまったんだぁ?」

 

見習いパイロット(LV3)
「あわわわわ! シド艇長〜!」

シド
「ネエちゃん、すまねえが オレ様はコイツに着陸の仕方をしこまなくちゃなんねえんだ」
「な〜に、すぐに終わっからよ」
「そうだ、ネエちゃん」
「ま、目的はなんにせよ 準備が必要だろ?」
「OPERATIONって部屋で ちょこっと準備してこいよ」

 

<作戦会議室>

【クルーA】
「ティファさんごくろうさまです!」

<パーティー組替え:ティファ・シド・ケット・シー>

 

【クルーB】
「ごくろうさまです! 手をはなせないので、このまま失礼します!」

<選択肢:「飛空艇操作」or「雑談でも」→「雑談でも」を選択>

【クルーB】
「…………えっと えっと、えっと、何話そうかな」
「あ、ボクたちの反乱の話をさせてください」

<選択肢:「聞かせて」or「聞きたくない」→「聞かせて」を選択>

【クルーB】
「ボクたちハイウインドのクルーは 毎日毎日ハイデッカーにコキ使われていました」
「あの人、社長にしかられると すぐにクルーにやつあたりするんです」
「ボクたちは、ず〜っとガマンしてました。なぐられてもなぐられても」
「あこがれのハイウインドのクルーになれたのに そんなことでやめるのは悔しいですからね」
「そんなある日……たしか、7日前でしたよね。北の大空洞行きの任務の時です」
「社長やスカーレット部長といっしょにみなさんが乗りこんできたわけです」
「その中に伝説のパイロット シドさんの姿が!」
「シドさんがなつかしそうに 船内を見てまわってまして……」
「なんとボクたちにも声をかけて下さったんです」
「感激! 感激! 感激です。ウワサどおりの熱いハートの人でした」
「シドさんはハイウインドがあれば旅が楽になるとおっしゃりました」
「なんと、星を救う旅ですね。ホント、感動しちゃいました」
「それで、ボクたちは協力することにしたんです」
「大空洞からジュノンに着いたとき ボクは火事だ火事だと騒ぎました」
「そのどさくさにまぎれてシドさんとボクたちは船を神羅から盗んだんです」
「これがボクたちの反乱の話です。……上司へのささやかな反乱ですけどね」
「でも、バレットさん、ティファさんが ハイデッカーにつかまってしまって……」
「7日間、救出のチャンスをうかがって ついに実行に移しました」
「ですから、ティファさん……作戦成功、お会いできてうれしいです!」
「長い話、聞いて下さってありがとうございました!」

 

見習パイロット(LV4)
「あわわわ! いくですか?

<選択肢:「いく」or「いかない」→「いく」を選択>

見習パイロット(LV4)
「あわわわ! いくで〜す!」

 

 

 

TO BE CONTINUED....


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